2015年5月、アメリカ国防総省は日本政府に対しオスプレイCV-22を2017年から横田基地に配備する計画を通告した。横田基地では2017年の配備に備えて施設整備工事が始まるなど準備が進行している。一方で、相次ぐオスプレイの事故や騒音など周辺住民の安全性への懸念は全く払拭されていない状況である。
住民生活の安全を脅かすオスプレイの配置に反対するため、東京平和運動センターと三多摩平和運動センターの共催で「オスプレイの横田基地配備に反対する10.23東京集会」は10月23日、多摩川中央公園で開催され都内、県外から約2000人が結集した。
主催者である東京平和運動センター佐藤議長は、「戦争法の強行採決から1年が過ぎた。新たなPKO法によって11月から南スーダンに派遣される自衛隊の部隊は「殺し、殺される」任務に就くことになる。戦争のできる国へと暴走を続ける安倍政権を止めるため、大きなうねりを作っていこう」と訴えた。
続く連帯のあいさつでは、平和フォーラムの勝島事務局長をはじめ6人から力強いあいさつがされた。沖縄・北部訓練場の工事に抗議し、有刺鉄線を切ったなどの容疑で不当逮捕され現在獄中にある沖縄平和運動センター山城議長からは「厳しい高江ヘリパッド建設阻止のたたかいであるが、今こそ全国の皆さんと連帯してたたかい抜こう」とのメッセージが読み上げられた。全国基地爆音訴訟原告団連絡会議の金子代表、第9次横田基地公害訴訟原告団の福本団長からは、厚木基地、横田基地に飛来しているオスプレイの状況について報告があった。
集会後は横田基地第5ゲート前を通過し福生駅前までデモ行進を行った。
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