都本部は1月30日、「2016春闘討論集会」を開催しました。
連合2016春闘方針では、「非正規労働者や系列、グループ企業への配分を促進させないと格差是正につながらない」とこれまで以上に力を込めています。こうした背景から、自治体における非正規問題と公契約条例の可能性を探るため今年の討論集会の基調テーマを設定しました。講師は北海学園大学経済学部教授の川村雅則さん。川村教授は北海道を中心に自治体の非正規労働者の調査研究を行うとともに、札幌市や旭川市で公契約運動を進めています。講演では、「公務職場で雇用が安定しているイメージがあるが実態は知られておらず、非正規雇用の問題を改めて社会に提起したい。『臨時的雇用は実際には常勤雇用になっていること』『任用の根拠の不明確さ』など、政府が言う多様な働き方では済まされない雇用の実態がある」と指摘。その上で、「非正規の何が問題なのか、何が原因なのか、問題の可視化が議論となる運動をつくっていくことが解決策の一つ」と今後の運動のポイントを示していただきました。
午後は「組織強化・拡大」「ワーク・ライフ・バランス」などをテーマに4つの分科会に分かれて議論を行いました。
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